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建築部 - コンセプト②どんな木材を使うのか?

私たちが「使いたくない」木

現在住宅に使われている木の種類は多岐に渡っていています。もちろんそれぞれにメリットやデメリッ ト色々あるのですが、
その中でも、もし私たちが自分の家を建てるなら、これだけは絶対に使いたくない、、、 そんな木材があります。

それは、ホワイトウッドやレッドウッドといった外国産の木材です。
この2つの木はよく集成材に使われている木です。なぜ私達はこの木を使いたくないのか?

それはやはり耐久性に問題があるからです。

これらの木材は、国産材に比べて非常に湿気に弱く腐朽しやすいといった特性があります。
NPO 法人国産材により、杉・ヒノキ・ホワイトウッドなどを並べて野外に放置し、経年変化を比較す る実験が行われました。

放置から約4年半後、その結果は歴然でした。
杉やヒノキなどの木材がしっかりと残っている中、ホワイトウッドは すでにボロボロになって原型をとどめておらず崩れ落ちてしまっていました。

またシロアリ被害にも遭いやすいといったデメリットもあり、耐久性に難があるのです。

もちろん中には、湿気を逃がす工法なら問題ない、シロアリ被害に関しても木の防蟻性よりもシロア リの防除をいかに徹底しているかの方が重要だ、、、
無垢の柱より構造計算がしやすい、狂いが少ない、強度が強いといった情報もあります。

ですが、このように耐久性の劣る木材をいざ自分の家に使えるか?
それで本当に長年安心できるのか?と自問自答すると、正直不安を感じます。

だからこそ、自分たちが不安で絶対に使いたくない、、そんな木材を施主さんに提供したくない、自分 たちが納得できる、自分の家にも使いたいと思える木材だけを選びました。

家づくりは耐久性の高い木で

例え雨ざらしになったとしても何十年、何百年と腐らず高い耐久性をと強度を発揮でき ている、、、そんな木材を選びました。

それが檜です。

「スギとクスノキは舟に、ヒノキは宮殿に、マキは棺に使いなさい。」と日本書紀にも書かれているよ うに、檜は古くから宮殿や社寺建築に使われてきました。

例えば、法隆寺の5重の塔に使われているのが檜です。
1,300年もの間、基壇からの高さ約23m総重量1,200 トンもの重さを支える事が できる程、檜の耐久性は非常に優れたものがあります。

また、檜は伐採後から強度がどんどん上がっていくのが特徴で 200 年後にピークを迎えるといいます。つまり、年月が経つにつれ、強度は増していきます。
また、シロアリについても防除は必要ですが、高い防蟻性を発揮してくれるため 檜はいつまでも家を守ってくれる非常に心強い味方です。
そしてアカマツホームでは構造材や内装材にこんな檜を使っています。

アカマツホームが使用する檜の特徴
■120 角の檜柱を採用

柱には4 寸角(120 ㎝角)の檜柱を採用しています。通常3.5 寸角(105 ㎝角)の柱が使われるのが 一般的ですが、4 寸角(120 ㎝角)を使用する事で、柱の表面積が1,3 倍になります。柱が大きくな ると、それに対応して土台、梁、全ての木材を大きくする必要がありますので、全体では1,5 倍の木 の量になり、外部からの力への変形に強く、地震に強い家作りができるようになります。

また、柱の幅を大きくする事で、断熱材の厚みを増やす事ができるようになり、 さらに高断熱の家を実現する事ができます。
(内部充填の場合は柱の厚みを超える断熱材の施工はできません)

■鳥取県の住環境に最も適した檜を採用

人間も住み慣れた環境が住みやすいように、木にも湿度や温度など生まれ育った環境が 一番ベストな環境です。

単に国産材といっても北海道、東北、関東、東海、中部、近畿、四国、中国、九州、沖縄などでは木 の育つ気候はずいぶんと違いますよね?
その結果、同じ桧や杉でも、産地によって、木質が違ってきます。

日本三大美林として、檜の産地で有名な木曽の桧でも、その場所では干割れは来づらいのですが、山 から下ろし木材の集散地である名古屋に持ってくると割れやすくなってしまう、、、なんて話もあります。
つまり、鳥取県で檜の家を建てるなら、鳥取で育ち、鳥取の気候に何十年も順応して 育った檜を使うのがベストだという事です。
その為アカマツホームの家は地元鳥取県の檜を使用する事で、鳥取県の気候に適した、無垢材特有の 割れや狂いなどが極力少ない家作りをしています。

また県産材を利用している為、補助金の利用が可能です。

製材一筋40 年以上の職人が一本一本の木の個性を生かす

人間にも人それぞれ個性があるように、木にも一本一本、育った場所や光の当たり具合、土壌や管理 の状態などにより、杢目や曲がり、太りなどに違いが生まれます。そしてその個性により、この木は どこの部分が良い、どこの木をどの部分に使うべきか?どうすれば杢目の美しさを最大限に生かすこ とができるのか?というのが決まってきます。

その役割を担うのが「木挽き」と言われる木を見極め製材する職人です。現在ではこの名前を聞く事 はほとんど無くなってしまいましたが、大工と並ぶもう一人の棟梁として大工に「ここにはこんな木材を使用しない」と指示ができる程影響力の強い職人でした。

そんな木を挽いて40 年以上の職人が、木を一本一本見定め、どのようにすればその木の 良さ、杢目の美しさを最大限に表現できるのか?を考え抜いて製材をしています。

最初から最後までしっかりと目の行き届いた木材だけを使用

アカマツホームでは自社で山を買い付け、そして伐採から乾燥・製材~建設までを全て一貫して行っ ております。その為、全て目の届く範囲で木材を管理できる為、

・乾燥がしっかりと行き届いているか?
・死に節が少ないか?
など品質をしっかりと見極めた木材だけを使用する事ができます。

一人一人のお客様にカスタマイズしたフローリングや化粧梁・大黒柱

オーダーメイドの木材を使用すると、既製品に比べどうしても高価になりがちですが、 伐採~搬出運搬・製材までを全て自社で行う事での中間マージンの削減とコストカットにより、標準 仕様の金額の中でも、施主様ごとの好みに合わせカスタマイズした木材を使用&提案をさせて頂きます。
(もちろん、取り扱っている木材の種類は檜に限りません)

次は、コンセプト③「基本性能」>>
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